スクールアイドル研究所

ラブライブシリーズのアニメ考察がメインです。考察という名の妄想ですが……

アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期 第5話「開幕!ドリームランド↑↑(*'▽')」考察 ~美女と野獣とスクールアイドル~

どうも、わたしです。

 

Liella!に追加メンバーが発表された!!

とかで界隈が湧いています。色々とざわついたり、意見を持つのは解るのですが、私としては「今あるラブライブに集中しませんか?」とだけ提案しておきます。然るべき時が来たら、私もこの追加メンバーについての意見を言う事があるかもしれません。

 

 

初っ端から話が全く関係なくて申し訳ありませんでした。

今回はライブまでの前日譚といった内容でした。QU4RTZ回と違って今回だけで「ここってこういうことだよね」と汲み取れる内容は少なかったです

 

注目すべきポイントは何といっても「美女と野獣」でしょうか。

かなり想像の部分が多いですが、まあ所詮妄想です。答え合わせは恐らく次回にある程度できるのでしょうが、まあ成否など気にせず読んでいってください。

 

※ここから先はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2期第5話ネタバレを含みます。まだ本編を視聴していない、またはネタバレが嫌だという人は決して見てはいけません。マジで責任は取りませんので、悪しからず。

※基本的にこの考察はただのおっさんの妄想です。ひとりのラブライバーの解釈であり、これが「正解」であるなどと言うつもりは全くございません。あくまで、妄想・ジョークの類として受け取って頂ければ幸いです。

 

 

⊡ それぞれの花言葉

 

しずく「まるで夢の様に」

 

「思い描けばどんな自分にでもなれる」

「さあ、一緒に!」

 

 

冒頭のセリフは、A・ZU・NAの「Dream Land! Drean World!」ですね。

筆者はA・ZU・NAのファンミーティングに行くぐらい推しユニットなので、他のユニットと違ってそれなりに歌詞もピンと来ます。

このセリフも、「一緒に!」と「思い描けばどんな自分にでもなれる」という部分から、やはり「他者との関わり方で変化していく自分」をテーマにしたセリフだというのがわかります。

 

さて、今までも風景が冒頭で出てきましたが、その風景に一体どんな意味があるのかというのは、正直今のところあまりわかっていません。強いて言うならQU4RTZ回では4つあるポールやブランコなどで、4人の物語であるという暗示だと捉えられなくもなかった……といった具合でしょうか。

 

今回は花が出てきました。折角なので調べてみました。

まず、一枚目のカットに出てくる花は恐らく「ガーベラ」です。

赤いガーベラの花言葉は、「いつも前向き」「燃える神秘の愛」「限りない挑戦」などだそうです。この花から連想できるメンバーは優木せつ菜ではないでしょうか。

 

そして2枚目のカット。

これはおそらくアスター(エゾギク)ですね。

紫のアスター花言葉「恋の勝利」や「私の愛はあなたの愛より深い」などだそうです。その言葉の重さから連想されるメンバーは上原歩なのですが、花の色のイメージはしずくですね

ちなみに、色に関わらずアスター花言葉には「変化」という意味があるそうです。こちらの方が、演劇部に所属しているしずくらしい言葉ですね。

 

そして、最後に3枚目のカット。

これも恐らくとしか言いようがありませんが「アスチルベ」です。

アスチルベ花言葉「恋の訪れ」や「繊細」「自由」などだそうです。色のイメージはもちろん上原歩ですね。

 

そして、この「自由」というのが、今回のテーマのひとつでもあるわけですが、果たして狙ってやったのか、偶然なのか……残念ながら判別はできません。

 

と、まあそれぞれ花言葉を調べてみました。なんとなく納得できるものもあれば、微妙なものもありました。いずれにせよ、だから何だと言われればそれまでですし、結局のところ、この風景の意図が読み取れたとは言えませんでした。

 

かなり脱線しました。話を本編に戻しましょう。

 

文化祭とSIFの前夜祭の総合演出を演劇部に頼む栞子。恐らくシーン自体は、この後のシーンと時系列的に前後している可能性がありますね。

 

 

そして、この演出のことで……しずくは歩夢とせつ菜と一緒にユニットを組みたいことを侑に相談するが……というのが今回の物語の出発点になりました。

 

 

⊡ 美女と野獣の意味

 

 

遊びの誘いを侑に断られてしまった歩夢。たまたまなのか、しずくと合流している侑を見つける歩夢。本妻の誘いを断るなんて、何か裏があると思ったのか、尾行を開始します。普通に怖いです。

 

 

そして、そこにたまたませつ菜も合流します。スクールアイドルは惹かれ合う運命なのでしょうか。

電車内でお芝居のイメージを話し出すしずく。せつ菜と歩夢を見ていたら、どんどんとイメージが湧いてきたと話します。内容をとても簡単に要約すると、百合バージョンの「美女と野獣」です

 

 

さて、ビジュアル的には「ごちそうさまでした」といった具合ですが、今回は汲み取れるものが無い分想像と言う妄想をしていきたいと思います。

まず、この美女と野獣の設定を振り返ってみましょう。

 

「恐ろしい姿であるが故に、愛する気持ちを少女に伝えられない野獣」

 

 

「一方、少女もまた野獣に惹かれていく」

 

 

「そんな二人が初めてダンスをする夜。言葉は交わさなくても、触れ合う手と手が互いの気持ちを物語る」

 

 

さて、この設定を聞いて、めちゃくちゃ妄想を膨らませると「これってひょっとするとランジュと侑の事を言ってない?」と思うワケです。

何分ビジュアルがせつ菜と歩夢になってる上に百合要素があるので、そっちばかりに引っ張られてしまいますが、設定を聞くとちょっと通ずるものもあるかと思います。

QU4RTZ回でも思いましたが、ランジュは同好会が好きなのに、その好きと言う気持ちをどういう理由かわかりませんが、表現することが出来ていません。

そして侑もまた、ランジュに惹かれています。1話でライブをする前のランジュの雰囲気に当てられて、侑がランジュにトキメキを感じたのが、眼のハイライトでハッキリとわかります。

(眼がハートになってます)

というわけで、この解釈を強引に進めると、この美女と野獣のストーリーでA・ZU・NAが出す答えこそが、「ランジュと侑は一体どうすればいいのか」というアンサーにも繋がるのではないか……というのが筆者の強引な解釈です。

 

⊡ ランジュの指摘

 

侑「スクールアイドルって本当自由だよね。型にはまらず、めいっぱい自分を表現してて」

まさに、今回のテーマは自由なので、ここが若干の伏線になっています。まあ、ひとまず置いておきましょう。

 

 

結局尾行がバレてしまった歩夢とせつ菜は、4人と合流してスクールアイドル展覧会なるものに行きます。上記のセリフは、様々なスクールアイドルを見た後に侑がポロリと漏らした感想です。それにしずくは思うところがある様子。

 

 

そこでランジュとも遭遇します。一見するとギャグのような格好ですが、この後のランジュのセリフともマッチングする格好でもあります。

要するに、ランジュは「中途半端が嫌い」「何事も全力」という姿勢を貫いています。たとえそれが展覧会であったとしても、「これぐらいしなさいよ」という無言のメッセージが伝わってきそうな姿でもあります。

 

 

ランジュは侑の音楽科での成績が芳しくないことを聞き、「同好会の活動に付き合うのはいい加減にやめろ」「中途半端なのを見ているとイライラする」と忠告します。

そして、最終的には「今のあなたは自分の夢を周りに重ね合わせているだけ。あなたはそれで満たされたとしても、何も生みだしてないと述べます。これが、今回A・ZU・NAと侑に突き付けられた課題です。これにどうアンサーするのかというのが、今回と次回で描かれるのではないでしょうか。

 

 

ただ、侑がフォローした様に、これはランジュなりの優しさでもあります。ミアもそういうところがありますが、要はどうでもいい相手に忠告なんかしないわけです。厳しいかもしれませんが、確かに指摘通り侑は今のところ具体的な曲を同好会に提供したわけではありません。果たして結果を出せるのか……

 

ランジュちゃんのデレかわいい!!

 

⊡ 見よう見まねでいい 体が動き出す

 

ランジュの言葉にダメージを受けたのは侑よりむしろしずくでした。自分の勝手な妄想をせつ菜と歩夢に押し付けたのではないかと、ランジュの言葉を聞いて思い詰めます。

 

 

「自分だけ満足して、何も生み出せていないのではないか」と悩むしずく。というか、まだアイデアノートの段階だからそこまで自分を追い込むことないだろうとは個人的には思いますが、そこはこのアニメ最強キャラ、優木せつ菜がなんとかしてくれます

 

 

しずくのアイデアをイメージして、即興で演劇を始めてしまうせつ菜。そしてそれに付き合う歩夢。

 

歩夢「わたし、セリフ覚えてないよ……」

せつ菜「わたしもですが、なんとか繋げてみましょう」

 

 

と、このセリフからもわかるように、これは「Dream Land! Dream World」の歌詞、「見よう見まねで良い  体が動き出す」という歌詞を模したシーンとなっています。

 

⊡ 美女と野獣の意味とは その2

 

歩夢「野獣さんのままでもいいんじゃないかな?」

「どう見えるかなんて気にせず、今のあなたに出来ることを、一歩一歩やっていけば良いと思う」

 

 

せつ菜「ならばわたしは、この野獣の力で、世界にはびこる悪を倒したいです!!」

歩夢「実はわたしも、傷ついた人を癒してあげたい」

せつ菜「だったら二人で旅に出ましょう!」

歩夢「うん!」

 

さて、先ほど美女と野獣の設定はランジュと侑のようだと書きましたが、この時点で見えてきたのは野獣はスクールアイドルの象徴として描かれているのではないかという仮説です。

 

アドリブが進むにつれ、展開も二転三転していきます。そして、しずくが王子を野獣にした魔女として登場します。

 

しずく「あなたを野獣にしたのは間違いではありませんでした」

「あなたは、王子の時にはなかった優しい心を持つことが出来ました」

「それはきっとその少女のおかげ」

「そして、次々と現れた悪しき野獣たちは皆、心を改めず本当の獣になってしまった人間なのです」

せつ菜「だったらどうすれば!?」

歩夢「歌おうよ! 傷ついた人を救うために、旅に出たんだもん」

せつ菜「魔女さんも歌いましょう」

歩夢「私たちがここにいるのは、そもそもあなたの魔法がきっかけなんだもん」

せつ菜「さあ、一緒に!」

 

さて、野獣がスクールアイドルだと仮定すると、歩夢が演じる少女はスクールアイドルのファン(高咲侑)と見ることが出来ます。そして、しずくが演じる魔女は、言うまでもなく全ての始まりである優木せつ菜を象徴しているのでしょう。

 

そして、最後の結論はこうなっています「一緒に歌おう!」

 

恐らくですが、これは同好会とランジュやミアが紡ぎ出す物語の終焉を、ここで再現しているのではないでしょうか。つまり、みんな最後には歌い出す……ということになります。しかし、果たして少女(侑)は最後に歌うのでしょうか? もちろん、「歌う」というのが必ずしも「声に出して歌う」ということでないとは思いますが……。

 

このように、それぞれの本編での役割が演劇を通して変化――あるいは入れ替われるのは冒頭の「思い描けばどんな自分にもなれる」という部分が表現されていますね。言い換えれば、「自分はこうである」という思い込みを捨て、型にはまらず自由にできるのだと言うメッセージとも捉えられます。

 

しずく「型にはまらず、めいっぱい自分を表現すれば、びっくりするほど楽しいものが生まれるんですね」

 

この結論に達したA・ZU・NAはどんなステージを見せてくれるのでしょうか……

次回に期待です。

 

⊡ おわりに

 

さて、今回もQU4RTZ回と同様に、前後編とに分けられていました。

この記事で書いたことがある程度正しいのかどうかは来週解るわけですが……はてさて。

 

というわけで、今回はここまでです。

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!!

それでは次回「"大好き"の選択を」でお会いしましょう!

 

またね~~