スクールアイドル研究所

ラブライブシリーズのアニメ考察がメインです。考察という名の妄想ですが……

~"3人"の挑戦~ ラブライブ!スーパースター!!2期4話「科学室のふたり」考察 

どうも、わたしです。

 

四季メイ尊い!!

 

 

はい、いきなりですいませんが、簡潔に言うと4話はそんなお話でした。ですが、これは感想記事では無いのでしっかりと考察していきましょう。

しょっぱな書いたように今回は若菜四季と米女メイのふたりにフォーカスが当たった回でした。

タイトルも「科学室のふたり」とあるので、そこにばかり注目が集まっていますが、それ以外にも大事な動きがありました。

 

今回の話の展開として上手いと思うのは、導入部分の「メイが素直になれない」と「スクールアイドル部の部長を決める」というふたつの話が絶妙にテーマとしてリンクしていることでした。

 

今回は、その部分を深堀していきましょう。

 

※ここから先はラブライブ!スーパースター!!2期4話のネタバレを含みます。まだ本編を視聴していない、またはネタバレが嫌だという人は決して見てはいけません。マジで責任は取りませんので、悪しからず。

※基本的にこの考察はただのおっさんの妄想です。ひとりのラブライバーの解釈であり、これが「正解」であるなどと言うつもりは全くございません。あくまで、妄想・ジョークの類として受け取って頂ければ幸いです。

 

⊡ リンクするお話

まず冒頭でもお伝えしたように、導入として「メイが素直になれずスクールアイドル部に入部できていない」というのがあります。これは1話から持続している話なので、どちらかと言えばお浚いのような役割として挿入されています。

 

 

今回新しく展開された話こそが「スクールアイドル部の部長を決める」という部分です。

 

 

メンバーも言うように、Liella!がかのん中心に動いているので、なんとなく部長はかのんだとみんな思っているようでした。

 

そんな流れで皆がかのんを部長に推しますが、かのんは納得がいっていない様子。なんとなくの流れだけで決めてしまうのに抵抗があるのかもしれません。

 

かのんが推したのは千砂都。確かにしっかり者で実力もある上に、練習メニューは千砂都が決めているので、言われてみれば適任と言えば適任です。

 

千砂都「わたしは無理だよ!!」

かのん「どうして?」

千砂都「だって、そういうの向いてないし……」

 

千砂都が発した「向いてないからやらない」というのが、メイ(四季)がスク―アイドル部に入部しない理由とかぶりました。

この「部長を決める話」と「メイの入部問題」がか細い糸でリンクした瞬間です。

まだこの2つは直接的には関係がありませんが、物語のテーマとしてリンクしていくというのが、今回の話のキモです。

 

⊡ 体験入部

なかなか素直になれないメイに業を煮やした四季は、一足先にスクールアイドル部に体験入部します。

 

 

jmusublog.hatenablog.com

 

この展開自体は、筆者が2話である程度予想した通りです。まあ、この2人の関係性を考えれば、わかりやすい読みではありました。

 

それでも素直になれないメイ。どういう流れかわかりませんが、Liella!メンバーと四季はメイをストーキングし始めます。ラブライブでは何かある度にストーキングを開始します。

 

 

どうやらメイはLiella!だけでなく、スクールアイドル全般が大好きな様子。伝説の所謂「でんでんでん」があるところは、かなりわかりやすいμ'sの花陽ちゃんや、にこちゃんのオマージュですね。

 

聞くところによると、メイはLiella!(スクールアイドル)がいたから結衣ヶ丘に入学したと言います。当然メイちゃんがいるところに、四季ちゃんもついていくので、Liella!の存在だけで新入生を最低でも2人獲得したことになります。スクールアイドル活動が廃校を救ったという実感が湧いてくるエピソードが、2期になって初めて挿入されました。

 

 

四季とメイは中学時代からの友人であることは、今までの二人の会話からも解りました。今回は2人の出会いが描かれました。

 

さて、ここらへんに関しては特に細かく観るようなことはありませんが、考察としては4話が無印ラブライブ!で言う「りんぱな」やサンシャインの「ルビまる」と同じく、いわゆる幼馴染回になっていることがわかります

 

実を言うと、今のところスパスタ2期は無印やサンシャインと同じ流れになっています。

1話でスクールアイドルを始め、2話でクッションが入り、3話で落ち込みながらも希望が見え、そして4話で幼馴染回が来ています。

 

このまま従来のラブライブの流れを汲むのなら、5話のオニナッツ回は、にこちゃんや善子ちゃん回と同じようなテイストになると思われます。

追記:実際そうなりました

 

⊡ 向いてないは理由にならない

更に業を煮やした四季は、メイを突き放します。メイはやってもいないのに「自分には向いていない」の一点張りです。

 

 

「やってもいないのに向いていないと言い張る人物」はもう一人いましたよね。そう、千砂都です。

前述したように、四季メイと千砂都の話が並行して進んでいます。

 

幼かのん「ちぃちゃんは自分が出来ないって思いこんでるだけ!だから大丈夫!」

こんなこと言う幼児は天才か神童扱いされますね。

 

かつて自分もかのんに励まされた千束。自分も同じ言い分で部長を引き受けない千砂都に、メイや四季を誘う資格があるのか……。そんなことを思っているのかもしれません。

 

思い立ったら即行動!の千砂都は、早速部長へと就任します。

 

 

前述したように、千砂都には部長の適性があるので合理的な判断だとは思います。なんとなくの流れでかのんが部長になるより、よっぽど良かったなあというのが筆者の感想です。

 

⊡ 素直になれない2人

 

かのん「やったこともないのに、向いてないは禁止だよ」

 

どこかで聞いた事のあるようなセリフでメイを勧誘するかのん。当然、これはオニナッツ氏がきな子ちゃんを励ました時のセリフですね。まだこの時点で直接的な関係がないこの2人が、いわばシンクロニシティ的にこのセリフを言うのは、後に加入するオニナッツにLiella!やスクールアイドルの適性があるという示唆でもあります。

 

ちなみに、四季がスクールアイドルに興味を持っていたというのは、4話の序盤である程度示唆されていました。

 

 

メイが「お前は(入部)どうするんだ?」と聞かれた時に「まだ決めていない」と言ったのは、筆者としては「メイが一緒ならやる」という割とポジティヴな否定だと受け止めています。なので、結局のところ四季ちゃんが加入するかどうかも、メイちゃんにかかっていた……というわけですね。

 

⊡ おわりに

今回は短いですが、以上です。

1話の考察でも触れましたが、2期は映像的な文芸的演出など、今のところそれほど多く見られません。考察ブログ的には寂しさも勿論ありますが、その代わり従来のラブライブに会ったコミカルさや、テンポの良さ、更にはキャラの深堀などが上手くできているように思います。

なので、筆者としてはここまでかなり面白く見れています。個人的には、1期より2期の方が今のところ断然好きですね。あくまで、個人の感想ですよ。

 

というわけで、今回はここまでです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!

 

それでは次回第5話「マニーは天下の回りもの」でお会いしましょう!

 

バイナッツー!!(?)