スクールアイドル研究所

ラブライブシリーズのアニメ考察がメインです。考察という名の妄想ですが……

アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第7話 今更考察 ~彼方ちゃんと遥ちゃんの日常~

どうも、わたしです。

 

え……前回の更新が一ヶ月以上前……?ちょっと何言ってるのかわかりませんが……。いや、ライブとか仕事でリアルに忙しかったのです

 

そして気付けば4月にアニメ2期が始まろうとしています!いや、このシリーズが完結する前にアニメが始まってしまいそうですね(笑)。まあ、そんなことは気にせずにマイペースにやっていきますよ。

 

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さてさて、そんなことはさておき、第7話は我らが近江彼方ちゃんの回です。彼方ちゃんの日常を描く上でどうしても欠かせないのは、そう、妹である近江遥ちゃんの存在です。

 

この回も割とリラックスして観て何の問題もありません。そこまで難しい描写や難解なセリフなどはありません。前回と同じくポイントだけ抑えておけば大丈夫です。

 

なので、今回はそのポイントを紹介しつつ第7話を振り返っていきましょう。

 

※ここから先はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の第7話ネタバレを含みます。まだ本編を視聴していない、またはネタバレが嫌だという人は決して見てはいけません。マジで責任は取りませんので、悪しからず。

※基本的にこの考察はただのおっさんの妄想です。ひとりのラブライバーの解釈であり、これが「正解」であるなどと言うつもりは全くございません。あくまで、妄想・ジョークの類として受け取って頂ければ幸いです。

 

⊡ 彼方ちゃんの日常

 

さて、毎回恒例になっておりますが最初のセリフだけは聞き逃さないようにしましょう。

リラックスして観て大丈夫と書きましたが、最初だけは全集中の呼吸で見聞きすることをおススメします。そうしないと、血鬼術使いますよ。

 

彼方「彼方ちゃんはいつも全力です。週五日のアルバイトも」

 

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「お料理を作るのも」

 

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「世界一大好きな遥ちゃんの笑顔が見れるなら……どーんとこいだよ!」

 

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まず意外性があるのが、「彼方ちゃんはいつも全力です」という部分でしょうか。というのも、ここまでアニガサキを観ている方だと分かる通り、彼方ちゃんは常に眠そうにしているか寝ているかのどちらかが多いです。彼方ちゃんは、何も事情を知らない人から見たら「同好会メンバーの中で一番の怠け者」ぐらいの印象があったかもしれません。

 

ところがどっこい、いざこの回が始まると「週五日アルバイトをしている」「家事全般(ここではまだ料理だけですが)を行っている」など、怠け者とは程遠いキャラクターであるということがいきなり明かされます。

アニガサキを観た方の多くは、スクスタや各種媒体で虹ヶ咲のキャラクターを知っているので、あまり意外性がないのかもしれませんし、割とスルーしてしまうシーンなのですが、何も情報がない人が見るとちょっと驚きのシーンになります。

 

そして、重要なのがやはり次の部分「世界一大好きな遥ちゃんの笑顔が見れるなら」という部分です。彼女のこういった絶え間ない努力や能力は、自身が溺愛する妹の「近江遥」に殆どが注がれている、ということになります。

彼女が母性的なキャラクターである理由も、ここで全部描いています。たった30秒ほどのシーンですが、キャラ描写において凄く優秀なシーンですね。

 

さてさてさておき、ここで筆者が協調したいのが、「近江彼方の日常は近江遥を中心に回っている」という事です。彼方ちゃんは妹に対して非常に献身的で、自分の為の行動が殆ど無いと言っても過言ではありません。ただ一つを除いて……。

 

そう、そのたったひとつの自分の為の行動が「スクールアイドル」だったということです。ここが、この回で絶対に抑えておかないポイントです。まあ、ここまで長い解説を入れなくてもわかるとは思いますが。

 

⊡ 近江遥の想い

 

彼方ちゃんが妹に献身的であるというのは、前述した通りですし見ていればわかるはずです。

しかし、ある程度大人になるにつれて芽生える感情として、自分を犠牲にしてまで献身的にされるのは心苦しかったりもします。遥ちゃんも確か1年生とかだったと思うので(違ったらすいません)そういう感情が生まれて当たり前と言えば当たり前なのです。

 

案の定遥ちゃんは「お姉ちゃんがここまで疲れてるのに、自分の世話何てさせられない!スクールアイドルやめる!」と、スクールアイドル活動を辞めてしまうことを決めてしまいます。

 

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正直な話、初見で思った事は「なんでやねん!」とか「いや、あんたが家事手伝えばええやん!?」とか、まあ当たり前の事を思ったものです。

そしてこの回もそんな当たり前の結論に収束していくのですが、冷静に考えて遥ちゃんもまだ15,6歳の若さで考え方もまだまだ成熟していない部分があるので、まあまあそういう早まった結論に行く事もあるかとは思います。

 

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そしてそれは、彼方ちゃんも実は同じです。妹や同好会メンバーの面倒を見たり、何かと母性が強い彼方ちゃんなのでどこか大人びたイメージもありますが、結局のところ子供には違いありません。「いつまでも妹を子ども扱いしない(甘やかさない)」「なんでも一人でやろうとしない」など、まあ言ってしまえば社会に出れば当たり前の感覚が無かったりします。

ちなみに彼方ちゃんのこういった部分も、「両親が家を留守にしがち」という描写があることから、「そういったことを教えてくれる人が今までいなかった」事にも繋がっています。そう考えると、本当に今回は冒頭で読み取れることが多いですね。

 

⊡ 彼方と遥 「一人で」が「一緒に」に

 

さて、前述しましたが結局のところ「忙しいなら家族に手伝ってもらう」というごく当たり前の結論に2人は到達します。そして、それを伝えるのは勿論話し合い……ではなく2人はスクールアイドルなので当然"ライブ"でそれを伝えることを彼方ちゃんは決意します。

ライブはスクールアイドルにとって、どんな物事も雄弁に語るツールであることは大分前の記事でも紹介した通りです。

 

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彼方ちゃんと遥ちゃんはこれまで「スクールアイドル」や「家事」をそれぞれ別々に、言ってみればそれぞれの活動を一人でこなしてきたわけです。それを、「全部2人で一緒にやっていこう」と「1人でやる日常」「一緒にやる日常」に変わったわけですね。

 

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今まで「日常」という描写を使ってきましたが、家族まで巻き込んで我々が普段の生活で使う「日常」とほぼ同じニュアンスで、彼方ちゃんは「日常」を変えました。筆者的にはこの回がある意味一番リアルなのかな~とも思いました。リアルなだけに、結論もごく当たり前のモノだったという印象ではあります。

 

⊡ 2期の予想

 

ここからはちょっと趣向を変えて、2期の予想を彼方ちゃん視点で少しだけしてみましょう。全体の2期の予想は考察は別記事で纏めて取り上げます(たぶん)。

 

彼方ちゃんのスクールアイドル活動(日常)が、「一人で」から「(遥ちゃんと)一緒に」に変化したことは前述した通りです。そのためか、遥ちゃんはこの回の特別ゲストという扱いのキャラではなく、この後の回にもちょくちょく出番がありました。準レギュラーと言っても良いかと思います。

 

彼方ちゃんのスクールアイドル活動が遥ちゃんも含めたものに変わっていったという見方も出来ます。となると、やはり2期でも遥ちゃんが出てくるのは必然と見ていいでしょう。まあ、割かし人気のあるキャラクターでもありますからね。

 

さて、ここでちょっとばかり疑問なのが「2期のテーマはどんなものになるのか」という部分です。アニガサキが「日常」或いは「日常の変化」を描いたアニメだというのは、このブログでもしつこく強調していました。

2期がまた新たな「日常の変化」を描いたものになるのであれば、彼方ちゃんの回もやはり遥ちゃんとセットで描かれる事でしょう。彼方ちゃんの日常は、遥ちゃんの日常だといっても過言ではないからです。

 

筆者の予想としては恐らくまた新たな「日常」が描かれるのではないかな~と思っています。いや、もっと正確に言いましょう。1期は正確に言えば「優木せつ菜の影響によって波及的に変わっていった日常」が描かれていました。恐らく2期では「新スクールアイドル、ショウ・ランジュによって新たな段階へと変わっていく日常」が描かれるのではないでしょうか。

 

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これ以上は7話と全く関係のない話になってしまうので、ここら辺にしておきましょう。これについての詳しい考察は、機会があれば別記事にて語りましょう。

 

 

短いですが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

さようなら~~!!