アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期 第13話「響け!ときめき―—。」考察 ~私たちもスクールアイドル~
どうも、わたしです。
しばらく仕事と体調の兼ね合いでお休みを頂いていました。
今後、毎話出来るかわかりませんがスーパースターの2期も考察していきますので、どうかよろしくお願いします。
さて、私が休みを頂いている間にニジガクは最終回を迎えてしまいました。
初めに言っておくと、13話はその半分がライブだったということもあり、正直そこまで考察することもありません。なので、今回は13話の考察というよりは2期の総括となります。
さて、私がアニガサキを高く評価している点は、何といっても最初に設定したテーマ設定に一貫した作品作りができているところです。
1期では「日常と日常が変わる瞬間」がテーマになっていました。1期についても考察していましたので、そちらもよければご覧ください。
それでは、2期では何がテーマだったのでしょうか?
それは「様々な色が混ざり合う瞬間」です。
そして、私はこうも考察しました。
「スクールアイドルと学生の垣根が無くなっていく」
↑の記事でも考察しましたが、高咲侑や非スクールアイドルの学生たちもスクールアイドルとして扱われる伏線がありました。
別に自慢をするわけではありませんが、最終回では私の考察が実現することとなりました。
最終回はまさに、色々な壁を乗り越えて、より多くの人間がスクールアイドルになる瞬間が描かれました。感動の最終回といってイイと思います。
今日はその部分についてより深く考察していきます。
※ここから先はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2期第13話ネタバレを含みます。まだ本編を視聴していない、またはネタバレが嫌だという人は決して見てはいけません。マジで責任は取りませんので、悪しからず。
※基本的にこの考察はただのおっさんの妄想です。ひとりのラブライバーの解釈であり、これが「正解」であるなどと言うつもりは全くございません。あくまで、妄想・ジョークの類として受け取って頂ければ幸いです。
⊡ ファンも凄い
去年のギルキス2ndのライブに行った事がある方はわかると思いますが、アニメのニジガクの1stライブは「東京ガーデンシアター」で行われました。
場所的にもニジガクの校舎となっている「東京ビッグサイト」のすぐ近くとなっています。エモエモな場所で今年の9月にライブが行われる訳ですが、キャパ的には現実のニジガクに相応しいかどうかは微妙ですね。
先週に一晩で「12人分の楽曲作ってきた!」と、某デスノートのキャラみたいなことをやってのける侑。その伏線通りに、ライブでは12人全員の楽曲が披露されました。
全員分をあれこれ見ていると、大変な事になるので気になった子を一人だけ。意外にもと言ってはなんですが、ミア・テイラーのセリフがエモかったですね。
ミア「すごいよ……。璃奈も凄い。ファンも凄い!スクールアイドルって、凄い!!」
「スクールアイドル」や「璃奈」というミアらしい固有名詞が飛び交っているので中々気付きませんが、要するにミアは「この場に居る全員が凄い!」って言ってるんです(スタッフも侑はじめ、同好会のファンたちと見て間違いないでしょう)。
「ファンも凄い」と「スクールアイドルって凄い」の2つが、同意義になっていることから、ファンとスクールアイドルの垣根が無くなっていることをミアもライブで実感したということです。
そして、ファンの代表と言えば、そうあの人ですね。
⊡ 花言葉は
ライブの恐らく幕間に流している動画ですが、歩夢の短いセリフが、今までの歩夢の成長とニジガクのスクールアイドルたちの力を物語っています。
歩夢「スクールアイドルを始めたころは、自分がどうしたいかが一番だったけど、段々変わっていって、今は少しでも元気や勇気をあげられるようにしたいな」
これは、後の高咲侑と同じ思想ですね。スクールアイドルとはなんぞや? その問いが、もうこの時点で出ていました。後で詳しく解説しますが、このセリフを平気で言える歩夢は、既に真のスクールアイドルへと成長しています。
そして、侑にもファンが。いつも侑が書いた曲で、勇気と元気をもらっているファンからメッセージと花束が贈られていました。
5話と同様に恐らくぐらいの自信しかありませんが、この花はクロホウシかと思われます。クロホウシの花言葉は「永遠」です。これまた、1期と12話と同じく「変わらないものがある」というメッセージなのでしょうか。なんともエモいです。
さて、もうこの時点で2期で伝えたいメッセージがわかったように思いますので、わたしなりにかみ砕いて伝えたいと思います。
⊡ スクールアイドルとは
なぜ侑がスクールアイドルと言えるのでしょうか?
私もこのブログで散々スクールアイドルの垣根が無くなっていることをお伝えしていますが、このアニメでスクールアイドルがどういう存在なのかを考えれば、侑やファン達がスクールアイドルだと言える理由がわかるはずです。
先ほどの歩夢の言葉を思い出してください。
歩夢「少しでも元気や勇気をあげられるようにしたいな」
この言葉に、スクールアイドルの存在意義がつまっています。
つまり、スクールアイドルとは、「元気や勇気をあげられるような存在」のことを指しています(それを、作中ではトキメキと呼んでたりしていますが)。
まとめて振り返りましょう。
スクールアイドルである優木せつ菜から、多くのファンが一歩を踏み出す元気や勇気をもらいました。このことで、実に多くの人間がスクールアイドルになり、実際にステージへと踏み出しました。
それはなにも、歌って踊る場所だけがステージではありません。
あるものは自分の不甲斐ない過去を払拭し、新しいキャリアを始めるための一歩を踏み出し。
あるものは、より多くの「大好き」を実現させるために、生徒会長へと立候補する決心をすることが出来ました。
そしてスクールアイドルも、自分のステージ(人生)を応援してくれることでファンから勇気をもらっています。
そのファンの情熱から、あるものは自分のありのままの姿をさらけ出すようになり。
そして、ある人は自分の無表情の素顔を人前でさらけ出す勇気をもらいました。
このように、勇気や元気をあげることで、人の行動や日常を変えることが出来るのが、スクールアイドルなのです。
そして、高咲侑も作曲を通じて、多くの人に勇気と希望を与えました。
そんな彼女もまた、スクールアイドルに違いないのです。
(スクールアイドル以外に、文字通りスポットライトが当たりました。まさに誰しもが輝ける瞬間を追い求めたアニメなのかなあ、と思っています)
⊡ 世界へ広がる虹
侑「上手くいかない事もあるかもしれないけど、その時は私たちがいるから! 元気が欲しい時は、会いに来て!」
ステージに広がった虹は、配信を通じて世界へと広がっていきます。
1期1話で優木せつ菜から始まった影響は、上海やNYだけではなく、さらに多くの国へと伝わっていきました。
こうして、色がどんどんと混ざり合い、果てしない虹を同好会は掛けていきました。そういうエンディングなんだと、私は解釈しています。
⊡ おわりに
さて、ライブ後の展開にもチラっとだけ触れておきましょう。
まず、同好会メンバーの役割がある程度混ざって(シャッフルして)いる事に気付いた方も多かったと思います。
はじめに、栞子が生徒会長に。当然、スクスタやアニメでの流れで自然だとは思いますが、当然中川菜々(優木せつ菜)の「大好きを応援する」という役割を担っています。
せつ菜と璃奈、と彼方ちゃんという3人組ですが、いつも膝枕をしているエマに変わってせつ菜が膝枕をしています(次は璃奈の番らしいです)。
果林はお芝居に挑戦することを、しずくに明かしました。
いつもかすかすを慰める役を、しずくではなくエマがやっています。
と、まあこんな感じで、それぞれの役割(色)が混ざり合っていることを、最後の最後まで示唆したシーンとなっていました。
そして、ロンドンへと留学した歩夢。
これは恐らく、劇場版への布石でしょうね。
ラブライブで海外といえば、劇場版ですから!!!
(今日初めて出たこの2人も、モブの割にはキャラデザが完成されすぎているので、恐らく劇場版での重要な人物になることでしょう)
以上です!!
これにて、私のアニガサキ2期の考察は終わりです!!
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!!
次回、ラブライブスーパースター2期考察でお会いしましょう!!
Bye bye!!